チラシ宅配サービス「おちらしさん」がデザイン制作や勉強に役立つ

チラシ宅配サービスおちらしさん

チラシやDMなどのデザインを制作する時、参考にするものはたくさんあります。

中でも、チラシを無料で自宅に届けてくれる「おちらしさん」は、バラエティ豊かなチラシのデザインを自宅でゆっくりと見ながら勉強することができるので、毎回とても参考にさせてもらっています。

また「おちらしさん」は、デザインの勉強になるだけでなく、舞台や美術展の最新情報を知れるので本当に楽しくて大好きなサービスです。

かれこれ1年近く利用する中で、ちらしの内容はもちろん、事業としても、本当にすばらしいサービスだなと感じていたので、この機会に「おちらしさん」について改めて調べてみました。


目次

「おちらしさん」とは?

おちらしさんとは、舞台公演や美術展に関する最新情報を、チラシとして自宅で受け取れる会員制のサービスです。


コンセプトは「舞台・アートに+αのワクワクを」。

2020年7月にサービスが開始され、約1ヶ月で会員登録数1700名を突破したことからも、人気がうかがえます。

「おちらしさん」会員(無料)は、以下のような素晴らしいサービスが利用できます。

月一回、自宅にチラシがどっさり届く

「おちらしさん」に会員登録すると、月に一回、すてきなチラシが自宅に届きます。
その枚数、なんと毎月約20点〜30点! ※毎月異なります

写真のように、透明の袋に封入された状態で届きます。

おちらしさん

チラシのジャンルは「舞台」と「美術」

「おちらしさん」で受け取れるちらしには、主に2つの種類があります。

1、おちらしさん舞台

演劇やミュージカル、各種コンサート、映画関連の最新のチラシが受け取れる主軸のサービスです。

▶︎会員登録者数:約5500名(※2022年2月1日時点)

2022年2月号の場合、封入されていた「おちらしさん舞台」のチラシは以下のような内容でした。

※登録した「好きなジャンル」やタイミングによって封入内容に多少違いがあるようです。

<2022年2月号の場合>
ちらしのジャンルちらし枚数
演劇・ミュージカル系16枚
音楽(コンサート・オペラ等)系3枚
ダンス・パフォーマンス系4枚
映画5枚
その他(伝統芸能系)1枚
「おちらしさん舞台」計29枚
「おちらしさん舞台」のバラエティ豊かなちらし

おちらしさん美術

おちらしさんの「美術版」です。
美術館やギャラリー、博物館の展示案内チラシ、アーティストのDMやダンス公演のチラシが届きます。

▶︎会員登録者数: 約4500名(※2022年2月1日時点)

2022年2月号の場合、封入されていた「おちらしさん美術」のチラシは以下のような内容でした。

<2022年2月号の場合>
ちらしのジャンルちらし枚数
絵画展系4枚
彫刻他作品系3枚
写真展系1枚
空間・映像系3枚
その他(書籍告知、情報誌系)2枚
「おちらしさん美術」計13枚
「おちらしさん美術」のデザイン性あふれるちらし

おちらしさんWEBでは、届いたちらしの内容をより深く知れるコンテンツ「おちらしさんのチラシ」もあります。

おちらしさんWEB

サービス開始のきっかけ

「おちらしさん」のサービスは、新型コロナウイルスをきっかけにスタートしました。

コロナの関係で、舞台や公演なども中止が続いたり公演数・会場が縮小されたり、多大な影響を受けています。

同時に「舞台芸術の宣伝機会」も少なくなってしまいました。

私も、年に数回程度舞台を観に行くのですが、受付時や終了時に、関連する舞台や最新公演情報など舞台のチラシがたくさんもらえるので、舞台開始前や休憩時間に見たり、自宅に持ち帰って次は何を観に行こうかな、と楽しんでいます。

これらは「チラシ束」と呼ばれていて、舞台関係者にとっても、舞台ファンにとっても、舞台情報を共有する大切な機会でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から配布の機会が少なくなっていました。

そんな状況を踏まえて、1度目の緊急事態宣言が明けた2020年7月末にスタートしたのが、チラシ宅配サービス「おちらしさん」だったのです。

“直接自宅に届ける”ことで新たな宣伝の機会を増やし、舞台関係者と舞台ファンをつなぐ目的でスタートされました。

舞台関係者にとってもファンにとっても、両者にメリットがある、うれしく画期的なサービスですよね。

サービス開始の想いを知ると、社会的な観点から見ても「おちらしさん」のすばらしさをより実感します。

クオリティが高いチラシのデザイン

「おちらしさん」のちらしは、デザイナーが趣向をこらして制作されたものばかりです。


一枚一枚が個性的で、デザインもすばらしく、デザインの勉強になりすぎて、毎月届くのが楽しみです。

特に「おちらしさん美術」のチラシやDMは、より一層凝ったデザインが多い印象です。

じっくりと眺めながら、特に気に入ったものは、写真を撮って個人的にコレクションしています。

<届くチラシのデザイン一例>

おちらしさんWEBより
おちらしさんWEBより

「おちらしさん」のチラシ。こんなところが勉強になる

  • レイアウト
  • 写真の構図
  • 色づかい・配色
  • フォント
  • 文字組
  • 画像編集
  • タイトルロゴ
  • キャッチコピー
  • 細部のあしらい
  • 紙質・加工技術

すてきなデザインが多すぎて、見るだけでワクワクします♪

「おちらしさん」の運営会社

「おちらしさん」は、どんな会社が運営しているのでしょうか。

運営代表は舞台制作のプロ

「おちらしさん」は、東京の会社(株)ネビュラエンタープライズが運営されています。

(株)ネビュラエンタープライズのHP TOP

2002年設立以来、舞台制作のサポートを行われている会社で、年間約500以上の公演を担当されています。

HPでは「どこまでも、人が集う幸せを求めて」がコンセプトとして発信されています。

社名にあるネビュラとは「星雲」の意味。
小さな星屑でも集った時に大きなパワーを放つ「星屑」「集い」の可能性が謳われています。

社名ロゴからも、コンセプトがうかがえます。

調べてみると、同社の代表取締役社長である緑川 憲仁さんは、東京を中心に活動されている劇団「シアターキューブリック」の脚本・演出家でもあり、舞台制作のプロの方のようです。また、その他スタッフの方々も舞台の関係者が多いようです。

ある時は制作者と、またある時は観客とともに。一つひとつのサービスを通じて、舞台芸術の可能性を探り続ける創作集団でありたい。そして、その未来を創造するパートナーでありたい。今日より明日、明日から未来へ。舞台芸術のある心豊かな日々、あたたかな社会を目指して、私たちのサービスができること。(ネビュラエンタープライズHPより)

https://nevula-prise.co.jp/service

代表者ご自身も現場の人間として創作を続けながら、同じ志をもつ仲間たちの情熱と創作にかける想いを伝え、観劇者の生活に彩りや豊かさを届けるー。

本当に舞台を愛する方々が、舞台芸術の可能性を探り続けながら運営されていることが、会社全体から伝わってきて、グッときます。

「おちらしさんWEB」の内容は、noteでも発信されています。同社からのお知らせやスタッフブログが読めます。

ネビュラエンタープライズのnote

スタッフさんが最新号のちらしについて語るインターネットラジオ「おちらしさんラジオ」もnoteからリンクされています。

届いたチラシを広げながら聴くと、さらに楽しめますね。

手書きのお手紙にほっこり

「おちらしさん」には毎回、ちらしと一緒にスタッフ一同名義でお手紙が入っています。
手書きの綺麗な字で、ていねいにメッセージが書かれていて、毎回ほっこりした気分になります。

また、梱包や袋詰めなど、全体を通して「ていねいさ」が伝わってきます。

「おちらしさん」に封入されているチラシ

スタッフの想いや会社の心持ちが、手紙からも伝わります。

サービス継続に向けてのクラウドファンデイング

「おちらしさん」は元々、半年間程度の期間限定サービスとしてスタートしたそうです。

しかしこれだけすてきなサービスなので、登録者はどんどん増えて、サービスの充実度もアップしています。

それなのに現在もなお、チラシを受け取る私たちの利用料は無料。正直不思議でした。

実際は、会員数が増えるにつれて、チラシ発送を依頼する団体側に対する利用料金が高くなってしまったり、様々な負担が大きくなってしまい、継続が危惧されたことから、2021年6月にクラウドファンディングが実施されています。

サービスの継続を広く呼びかけた結果、400名以上からの支援が集まっています。

私も超微力ながら協力させていただきました。

本当にすばらしいサービス。これからも、ずっと続いてほしいと心から思います。

(参考)おチラシさん以外のサービス

(株)ネビュラエンタープライズのその他サービス。

コンセプト通り、一貫して舞台芸術の可能性を伝える事業を展開されています。

チラシ折り込み代行サービス
公演団体や劇場に向けて観劇用「チラシ束」を制作・納品

時々海風が吹くスタジオ
稽古やセミナーにつ帰る“集いの場”を提供

劇場業務サポート
チラシ配布や感染対策など舞台現場での業務サポート

舞台制作PLUS+
舞台制作者に向けて役立つ情報をまとめたWEBサイトの運営

WEB広告代行サービス
Google 等のWEBに舞台広告を出稿するサービス

今回、改めて「おちらしさん」について調べてみて、運営会社や事業方針含め、ますます好きになりました。

舞台・美術ファンだけでなく、デザインや写真、広告に興味がある方や俳優志望の方など多くの方に愛されている「おちらしさん」。今後も、末長くお世話になります。









この記事を書いた人

デザインや書きものしてます 。
フリーで広報関係の仕事に携わっています。紙やWEBの企画・デザイン、取材・ライティング、WEB関連の集客支援など。「伝わるデザイン」「伝わる言葉」を心がけています。

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